産業向けLinuxボード、Colibri iMX6を試してみた

この記事では、トラデックス株式会社が提供しているコンピューターモジュールであるColibri iMX6の初期化方法について説明します。航空宇宙や自動車、医療といった分野で使用される産業向けのボードでありながら、とても低価格で入手することが可能です。

大まかな初期化の手順は以下の通りです。

  1. 公式イメージのダウンロードとSDカードのセットアップ
  2. Colibri iMX6との接続、リカバリーモードでの起動
  3. Colibri iMX6の初期化

必要なもの

このドキュメントを実際にお試しいただく場合は、以下のものが必要となります。なお、こちらの記事ではテスト用のOSとしてUbuntu16.04.2を使用しております。OSによって作業が異なる箇所につきましてはそれぞれ置き換えてお読みください。

公式ドキュメントはこちらになります。

SDカードのセットアップ

まずはじめに、公式イメージをダウンロードします。ダウンロードページから、Colibri-iMX6_LXDE-Image_2.7b2-20170410.tar.bz2をダウンロードしてください。

次に ターミナル を開き、ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動してください。ファイルを解凍するために以下のコマンドを実行します。ここではroot権限で実行する必要があります。

sudo tar xjvf 

次にSDカードをお使いのPCに接続し、dfコマンドでマウントポイントを確認します。

/dev/mmcblk0p1  7864300   844 7863456   1%  /media//

解凍したディレクトリに移動し、以下のスクリプトを実行します。引数に先ほど確認したマウントポイントを渡してください。

./update.sh -o /media//

SDカードにイメージが書き込まれます。Successfully copied data to target folder.と表示されれば成功です。SDカードをアンマウント後、お使いのPCから取り出してください。

Colibri iMX6の起動、リカバリーモードへの移行

こちらのセクションではColibri iMX6に接続し、ボードを初期化するための準備を行ないます。ボードを初期化し最新のイメージに書き換えるために、リカバリーモードで起動する必要があります。

写真のように、AsterボードのX4コネクタとPCをUSBで接続します。

_DSC3432

ボードとの通信はUSBシリアルで行います。dmesg | grep ttyなどで認識されたポート名を調べます。UbuntuではttyUSB0として認識されました。こちらをもとにシリアル接続を開始します。

sudo screen -T vt100 /dev/ 115200

デフォルトではユーザー名がroot、パスワードはありません。ログイン後、SDカードを接続してください。

_DSC3438

リカバリーモードに移行するにはOSの起動前にキーボードのスペースを入力する必要があります。Colibriのターミナル上でrebootを実行し、PCのスペースキーを押しっぱなしにしてください。リカバリーモードに移行すると以下のような表示でコマンドを待ち受けるようになります。

Colibri iMX6 #

次に、以下のコマンドを順番に実行します。

# run setupdate
# run update

デバイスの初期化が始まり、最新のイメージが書き込まれます。10分程度かかるのでしばらくお待ちください。書き込み終了後、自動的にOSが立ち上がります。

以上で初期化作業は終了です。次回は何かアプリケーションを動かしてみたいと思います。

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