3Dプリンターのトラブルシューティング-その1

3DプリンターはXSHELLで非常によく使用する機材の一つです。ですが、使えば使っただけ不具合が発生します。メンテナンスは欠かせませんし、あらゆるトラブルは付きものです。

今回は3Dプリンターを使用していて頻発するトラブルの対処法。トラブルシューティングを紹介していきたいと思います。

はじめに

この記事は、私が社内向けに作成したドキュメントを書き直してブログにしたものになります。

そのため3DプリンターはXSHELLが所有している機種(Dreamer – FlashForge)を前提に書くことになりますが、他の機種においても共通する点があると思います。

(※FlashForge社の公式サポートとは関係ありません)

3Dプリンター(Dreamer – FlashForge)の紹介

XSHELLが所有する3DプリンターはこちらFlashForge社のDreamerというモデルで、私個人としては、非常に高く評価できる3Dプリンターです。

こちらは、3Dプリンターの中でも特殊な型というわけでは無いと思います。そのため、これから書いていくトラブルシューティングは他の機種を使用している方でも参考に出来るのではないかと思います。

トラブルと原因、その対処法

それでは私たちが実際に遭遇した基本的なトラブルと、そのトラブルの対処法をいくつか紹介していきたいと思います。

トラブル:ノズルの先から樹脂が押し出されない。

比較的頻発するトラブルで、フィラメントを差し込んでいるのに、ノズルからは一向に溶かされた樹脂が出てこないというトラブルがあります。

こちらのトラブルにおいては一般的に、以下の2パターンの原因が考えられます。

原因パターン1:フィラメントを送るギアの詰まり

樹脂が押し出されない問題の考えられる原因として、フィラメントを送るギアの歯が詰まり、滑ってしまっているという状態があり得ます。

このギアが詰まってしまうとフィラメントを噛むことが出来ず、空回りしてしまいます。

ts-01

フィラメントは送り出しギアが噛むことで、ノズルに送り出される。

対処法:ギアの掃除

詰まりの原因は主に、非常に細かいフィラメントの破片です。送り出しギアの歯は細かく鋭いため、長時間使っているとフィラメントの削りかすが堆積してしまうようです。

ギアの歯の隙間にフィラメントの破片が溜まっていた場合、それらを取り除く必要があります。まずはギアが露出するところまでヘッドを分解し、ギアの様子を確認してみましょう。

フィラメントの破片が溜まっているようであれば、エアダスターなどで空気を吹き付け、破片を払いましょう。

それだけでは取り切れない場合は、裁縫用の針や、細い針金などで、破片を掻き出すことが出来ますが、ギアを傷つけてしまう可能性もあるので、無理に力をかけてはいけません。

破片が取り去れれば、ギアがフィラメントを噛むようになるので、問題なくフィラメントが引き込まれるはずです。

原因パターン2:ノズルの詰まり

ギアに詰まりが無かった場合。またはギアを掃除してもノズルから樹脂が出てこないようであれば、ノズル自体に問題が起こっている可能性があります。

ノズルは普段、200度以上に加熱され、フィラメントを溶かしています。樹脂を送り出し終わっても、溶けたマテリアルはノズル内に残留しています。

それ自体は全く問題ではありませんが、フィラメントに付着した不純物が炭化し、ノズルを詰まらせる場合があるようです。ノズルが詰まると、フィラメントを送り出そうとしても中で塞き止められてしまいます。

対処法:詰まりの取り除き

まず内部の詰まりが疑われるノズルを加熱します。ノズルが200度以上に加熱されることで、ノズル内に残留した樹脂が溶けます。そうしたら細い金属の線(専用の器具もあります)を使い、ノズルの先端の口から差込みます。それから何度か抜き差しし、改めてフィラメントを押し出します。

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ノズルの内部に金属線を抜き差しし、詰まりの原因を取る

これを何度か繰り返すことで解消されることがあります。

この作業にあたっては、やけどに注意しましょう。樹脂の詰まりを取るためにはノズルを加熱しなければいけないのですが、その温度は200度以上と非常に高温なので、直接手が触れないようにしましょう。

樹脂が押し出されない場合の、原因パターンの見極め

原因がギアにあるか、それともノズルにあるかを判断する方法は、送り出されなかったフィラメントの先端付近を見るとヒントがあります。

フィラメントの一部が円弧状に削り取られているのが観察できれば、それはギアの歯が削り取ったものなので、ギアの詰まりよりもノズルの詰まりである可能性が高くなります。

一方、フィラメントの先端付近に細かな傷程度しか無かった場合、ギアの歯に詰まりがある可能性が高いです。

このように、原因を突き止めていくと、そのトラブルならではの特徴が見えてくることもあります。これはその一例と言えるでしょう。

その他のトラブルシューティングについて

トラブルは他にもパターンがありますが、今回はひとまずここまでです。3Dプリンターお使いの方は参考にしていただければ幸いです。

次回

モーターの問題や、センサーの障害などについて書いた「3Dプリンターのトラブルシューティング-その2」に続きます。こちらも是非お読みいただければと思います。

  1. ばーちゃわーるど 2017年5月19日11:37 AM

    3Dプリンターのトラブルは宿命ですねぇ
    特にFDMのノズルつまりは一生付き合っていかねば~

    返信する

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